熊本やエクアドルなど環太平洋界隈での巨大地震が頻発。となるとアメリカでも地震が起きるかもしれません。アメリカは金融の中心地であり、巨大地震となると、株式などへも大きな影響が出る可能性があります。 ここではアメリカでの巨大地震の予言を集めてみました。
アメリカ地震、次はどこ?
最近の異常気象や地震のニュースを見るにつけ、どこで大地震が起きてもおかしくないように思います。
アメリカでもいろんな場所で地震がおきる可能性が指摘されています。 以下まとめてみました。
アメリカ西部・カリフォルニア
NASAジェット推進研究所が2014年にラハブラで起きた地震 を研究しました。
通常大きな地震のあとは、エネルギーが放出されるので次の地震までは時間がかかるものです。
しかし、依然としてマグニチュード6.1~6.3の地震を起こすに十分なほど多量のエネルギーが蓄積し ているという見方をしました。
研究チームによれば、ロサンゼルスから半径100kmの範囲で地震が起きる可能性を調べ、震度5以上の地震が3年以内に発生する可能性は99.9%であるとしています。
参考:NASA、ロサンゼルスで大地震が起きると予測
近年は環太平洋の地震が多いですから、西海岸も十分に注意が必要でしょう。
イエローストーン
アメリカで最も懸念されるのがイエローストーンの活動です。
イエローストーンはアメリカにある国立公園で、様々な間欠泉・温泉・地熱などがある観光名所です。
しかし、ここは60-70万年前後の周期で巨大噴火を起こしています。
もし噴火が起きた場合、火山から半径1000km以内に住む90%の人が火山灰で窒息死。
さらに大量の灰が降りそそぎ、地球の年平均気温は最大10度低下。さらに寒冷気候は6年から10年間は続くとされています。
ロシア科学アカデミー環境地球科学研究所地震モニタリング実験室の責任者アレクサンドル・ジガリンさんは、ミャンマー、チリ、日本といったところでの地震は、「太平洋地質プレートが動き始めた結果」だとし、アメリカ西部地域の人へも地震の警鐘を鳴らしています。
地震によってワイオミング州の火山などが噴火すると、規模はかなり大きなものになります。イエローストーンの噴火などにつながれば、恐ろしい事態になります。
近年イエローストーンが活発化しているという指摘が増えています。
2004-2006年で、イエローストーン公園の東西80km南北30kmの範囲で地盤が最大12cm上昇。
2014年には、1900回以上の地震を記録されています。
あるユーザーは、2016年のイエローストーンの様子をアップした動画で「イエローストーンの活発になっているのでは?」と指摘しています。
2016年5月では、イエローストーンに近いオレゴンの山岳で地震が急増しました。
2018年現在でも異常が続々と報告されています。
中央部・東部
アメリカで地震が注目されるのはロスやカリフォルニアといった西部が多いです。
しかし実は中央部や東部で地震が起きる確率はカリフォルニアと変わらないという見方もあります。
地球物理学者のアーサー・マクガーさんによれば、テキサスやオクラホマ、南カンザスといったところでも地震の確率は高くなっているといいます。
多くはガスや石油の採掘活動が影響しているといいます。
確かにシェールの掘削技術の進歩の一方で、地震などの頻度は増えているのかもしれません。
ある研究者によれば、過去40年間でテキサスで起きた地震の90%は石油・ガス掘削の影響があるといいます。
近年のシェールブームによって、地震の数も増加しているようです。
ハワイ
ちょうど日米間のちょうど真ん中ぐらいの場所に位置し、日本からの観光客も多い常夏の島。
ハワイ大学の研究者がプレート分析などで計算した結果、ハワイで破壊的な津波が起きる可能性は9%あると指摘しています。
アリューシャン列島沖地震が起きると、30万人近く被災するような津波が派生するといいます。